不思議な世界

本日「ファンタスティポ」観てきました!(以下多少ネタバレあり。だと思うよ)




プロローグDVDも写真集も買っていないのでほとんど予備知識がない状態で観たのですが、もうほんと、なんか、不思議な世界ですな。最近うちの親もトラジ・ハイジに興味を持っていて、「ファンタスティポってどういう意味なの?」と聞かれましたが、その答えはこの映画そのものだと思いました。この世界観こそが“ファンタスティポ”なのかなぁ〜と。観る人によって印象が違ってくる、というような事を剛さんも仰ってましたが、ほんとそんな感じ。「わかってもわかんなくてもいいと思うよ」ってまさにその通りなのかも。このキャッチフレーズ、一見突き放してるようですが、実はどんな解釈でも自分なりに理解してくれたらそれでいいんだよ、みたいな。なんかそんな感じ。だと思うよ。(←既に影響されてます笑) 落ちてる時に観ると落ちる、みたいな事も言っておりましたが、私は特に落ちたりとかはなかったです。ひたすらハイジが可愛かった!髭にヅラなのになんであんなに可愛いんですかね。特に「ぱぱ」とか「おにいちゃん」とかいう呼びかけ?があまりに可愛くて・・・☆剛さんも光一さんもお姉ちゃんはいらっしゃいますがお兄ちゃんはいないですもんね。故にその口から「おにいちゃん」なんて言葉が出てくるのが無性に愛くるしいといいますか。。。実際キンキのお二人ともお姉さんと弟の二人姉弟なので、お兄さんがいる設定はちょっと想像つかないんですが、太一さんのトラジお兄ちゃんはそれはそれは嵌ってまして。剛さんハイジの兄ちゃんは太一さんトラジしかいないんです。それは太一さんだからこそ違和感がなかった、と言えるような気がします。
ストーリでは、放浪癖のあるハイジに家族は手を焼いているようでしたが、実は一番危なかったのはトラジだったのかな。私も長女だからあの壊れていくトラジの気持ちがちょっとわかります。。。一番上だししっかりしてると周りは思ってるし自分でも無意識にしっかりしてる自分を演じて、それが本当の自分の姿だと思い込む。その反面、自分が子供の時から何も変わっていないようで、でも世の中は常に動いてて、ふともう大人だったんだ〜なんて気付く。自分自身と世間の時間の流れの誤差というか、そこで起こるジレンマみたいな。で、ある時急に何かのきっかけでそれまでの自分が一気に崩れかねないような、そんな感じ。ってなんかよくわかんない文章だけど、なんかこういうのってちょっとわかるな〜。私も「○」いっぱい書いちゃいそうなときあるもん。(実際書いた事はないけどね。気持ちですよ。書きたい気分になる時もあるかな。) そしてあの鯉之堀一家はみんながみんなほんと優しすぎたんですね。故に悩んで迷って・・・そんな感じがしました。
でもここまで読むと結構シビアな内容だと思いきや、そんなものでは終わらないのがこの「ファンタスティポ」!要所要所で笑わせていただきました☆とにかくトラジとハイジのこの絶妙な空気がたまらなく面白かったです!トムのハイジへの懐き方もなんか笑わせてくれたし☆トムもっと出ても良かったかも。すごい。あんなペット、いたらほんとすごいな。それを飼っちゃうからまた凄いんだな。鯉之堀家は。マシュウコも、見た目は凄いけど心の中をハイジにちょっと見せたりするとことかもよかった。ファンタスティポの世界にいる人達、みんなよかった。
最後にPVらしきものが流れますが、初回版についてるものとは多少異なった映像もあり、こちらも楽しめました☆ほんとね、侮れないねこのファンタスティポは。PVも、WOWWOWやらMステやらうたばんやらHEY!×3やらで観た時は、もう無性に可愛い可愛いで、派手で楽しくて、なんてはじけた世界なんだろ〜!って思ってたんですが、映画観終わった後にエンディングで流れる映像は、PVとほぼ一緒なんですが、全然印象が違って見えました。なんか、あの頃の僕らは悩んで迷って傷ついたりもしたけど、それを乗り越えてこうして今があるんだな〜なんて勝手に思ったりしてました。とにかく深かった!これで何を伝えたいとか、そういう明確なものはないんだけど、確かに何かは伝わったし、感じたし、心に何かがまた一つ残ったような気がします。だからこんなに語ってるわけで・・・って今気付いたら私結構語っちゃってましたね。ファンタスティポマニアの方、「え?違うよ」って思われるかも知れませんが、これが私のファンタスティポでした。こんな見解もあるんだな〜なんて軽く流しといてください(^^;)ここまで読んでくださったそこのあなた!長々とこんな駄文をよんで下さってありがとうございました。あと2回観にいく予定なので、今度はまた違った印象を受けるのかな。もっと隅々までファンタスティポの世界を堪能してこようと思います☆それにしても、ダンシングナイト、行きたかったなぁ・・・。